NY インターナショナルスクールと現地校の違い
海外赴任や移住を検討するご家庭にとって、「子どもをどの学校に入れるか」は大きな悩みの一つ。
本記事では、多くの駐在ファミリーが比較検討するNYの インターナショナルスクール と 現地校(公立学校) の違いを分かりやすくまとめました。
1. 教育の目的・方針の違い
◆ インターナショナルスクール
・カリキュラムは IB(国際バカロレア)・IGCSE・AP など国際基準
・多文化共生・批判的思考・プレゼン力を重視
・転校が多い家庭でも学習のつながりが取りやすい
・その国の教育制度 に基づいて学ぶ
・地域コミュニティとのつながりが強く、ローカル文化の理解が深まる
・現地語の習得スピードが速い
2. 入学のしやすさ
・入学条件:どの地域からでも応募可能(空きがあれば入学できる)
・手続き :出願・面接・書類審査などが必要。英語力チェックがある場合も。
・転校 :比較的スムーズ(引越しや転勤が多くても対応しやすい)
・入学条件:住む住所で決まる(School District 、Zoneに基づく)
・手続き :基本的に住所を証明する書類(賃貸契約書、公共料金請求書等)だけでOK(入試なし)
・転校 :学区外は難しい、特別プログラムでのみ可能
3. 学費・費用面の違い
・年間 約600~1,000万円超 と高額 ※1ドル=150円にて換算。為替変動あり。
・入学金、施設費、教材費など別途かかる
・企業によっては教育補助が出る場合も
・公立は基本 無料
・私立は有料だがインターよりは安め
・学費を抑えつつ、現地文化にしっかり触れたい家庭向け
4. 学習環境・クラスの雰囲気
・国籍バラバラで多様性が豊か
・少人数制・ディスカッション中心
・保護者も外国人が多く、コミュニティに入りやすい
・地域色が強く、生活文化を深く理解できる
・日本人が少なめ
・PTA や学校イベントがほぼ現地語
5. お子さまのタイプ別|どちらが向いている?
✔ インターナショナルスクール向き
・転勤が多い
・国際的な進路(海外大学含む)も視野にある
・自己表現・ディスカッション型学習が得意
✔ 現地校向き
・長期滞在の予定がある
・コミュニティでの生活を大切にしたい
・学費を抑えたい
まとめ|教育の正解は“家庭の状況と子どもの個性”次第
インターナショナルスクールと現地校は、どちらにも明確なメリットがあります。
滞在期間・費用・進路・お子さまの性格 を踏まえ、家族にとって心地よい選択をすることが大切です。
海外生活は、子どもにとって大きな成長のチャンス。
ご家庭ごとのベストな形を見つけられるよう、ぜひじっくり比較してみてください。


